バイオマス発電の投資

生物資源を活用して発電するバイオマス発電の投資について、現状と将来について考察しています。

バイオマス発電の概要

バイオマス発電とは、生物資源を利用して発電するシステムのこと。油や木材、糞尿などを燃焼、発酵させて、そこから生まれるエネルギーを利用して発電します。

燃焼や発酵はエネルギーを生むため、発電できます。たとえば、石油を燃やせば熱が生まれますが、これを利用した発電システムが火力発電です。木材も燃やせば、熱エネルギーが生まれて発電ができます。

生物資源を生かしたバイオマス発電の将来?画像ただ、石油は生物資源ではないのでバイオマス発電には含まれません。一方、木材は生物資源なのでバイオマス発電に含まれます。イメージができたでしょうか?

バイオマス発電は、経済産業省が指定する再生可能エネルギーの一つ。そのため、太陽光発電や風力発電と同様に、固定買取制度を利用することができます。つまり、売電目的で投資をすることができるのです。

バイオマス発電はもうかるのか?

少なくとも現時点では、バイオマス発電で大きな利益を上げることは難しいと言わざるを得ません。

2016年1月現在、バイオマス発電の固定買取価格は17円/kw。買取保証期間は20年です。買取価格は極めて安いのですが、太陽光発電が昼間しか発電できないのに対し、バイオマス発電は機械さえ稼働させれば24時間発電可能というメリットがあります。

そのため、太陽光発電の表面利回りが10%前後であるのに対し、たとえば廃油を使ったバイオマス発電の表面利回りは18%前後と2倍弱と高め。一見、効率の良い投資に思えるバイオマス発電ですが、資源を電力に変えるまでのコストが高いデメリットがあります。

発電原理が同じ火力発電に比べて、バイオマス発電は圧倒的にコストが高いのです。そのため、普及が滞っているのです。発電事例が少ない以上、将来のリスクを予測することも簡単でなく、銀行の融資はおりません。こうした悪循環から、ますます普及が遅れています。

発電のための資源は豊富にあるものの、売電投資対象としては時期尚早の感が否めません。現在、多くの業者がバイオマス発電市場に参入していますので、もう少し様子を見てリスクを明確にしてからの投資をお勧めします。

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