水力発電の投資

発電効率の高さは再生可能エネルギーの中でもトップクラスの水力発電。ならばその発電投資はうまくいくのか、現状や課題についてまとめています。

水力発電の発電効率は抜群に高い

水力発電とは、水の流れを利用して発電するシステムのこと。水流は動力であり、この動力を発電機に伝えれば発電が可能となります。

発電効率が40~70%と非常に高く、また環境を汚染しない発電方法でもあるため、政府は電力の固定買取制度の対象として設置を推奨しています。

自然に水の流れがあるところでは発電量の違いはあるものの、どこでも発電が可能です(川など)。自然だけではなく、人工的に水の流れをつくり出して発電することも可能です(ダムなど)。

現在、様々な水力発電の分類方法がありますが、細かく分ければ6種類ほどの方法があります。ここでは大別して自流式と貯水式として、解説しましょう。

◆自流式

川や水路の流れなどを利用し、水車を設置して発電する方法です。

なお、水車にあまり大きな負荷をかけるわけにはいかず、発電量は小規模なものになります。自然の川の流れだと複雑な動きをするので、それに合わせた形状の水車を用意する必要もあります。

ちなみに最近では自流式水力発電装置のうち、発電量が1,000kw以下の小水力や、100kw以下のマイクロ水力といったものが発売されており、農業用などに利用されています。

◆貯水式

ダムに貯めた水を放流して、その落差を利用して発電する方法です。

水力発電はもうかるか?

近年、地方自治体の中で、比較的規模の大きい水力発電設備をつくって、若者の雇用創出や町おこし、村おこしにつなげようとする動きが見られます。

高知県高知市では50kw、長野県飯田市では150kw、福島県土湯温泉町では140kw、宮崎県高原町では199kwの水力発電装置を事業化しています。

ただ、水力発電にはまだまだ大きな問題があります。太陽光発電や風力発電とは違って、これから急速に拡大していける見通しはありません。

まず貯水式であれば、水力発電システムの話の前にダムが存在しなければなりません。水力発電のために新規でダムを建設するのは、現実的ではありません。

また自流式であれば、水流の複雑な動きに対応して回転する水車をつくらなければりません。場合によっては、規格化された水車ではなく川の流れごとのオーダーメイド水車をつくる必要があります。そうなると、当然ながらコストは高くつくことでしょう。

発電効率の高い水力発電ですが、発電量自体は大きくないため、初期費用の投資回収には時間がかかりそうです。投資用ではなく、自家用や農業用などの利用が現実的といったところでしょうか。

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