風力発電にかかるコスト

風力発電にかかるコストはいったい何でしょうか?建造費や年間のメンテナンス費用、また不確定なコストなどさまざまあります。

建設コストと運転コスト

風力発電にかかるコストは主に2種類。建設コストと運転コスト(維持費)です。

建設コスト

一つの試算ですが、日本の風力発電建設のコストが、国際的な価格に収れんしていくと仮定すれば、2030年時点での建設費用は22.0万円/kWとされています。

内訳は、タービン・電気設備等が15.1万円、基礎・系統連系・土地等が6.9万円です。

あるいは、現在の国内の風力発電建設スピードを勘案すると、同年で26.8~30.0万円/kWになるのではないか、とする試算もあります。

仮に2,000kWの発電設備を建設する場合、4億4千万~6億円の建設コストがかかる試算になります。

風力発電設備は様々な条件の違いから、一概に建設コストを計算することはできません。設置する場所の地価や、メーカーの販売価格によっても建設コストは異なってきます。また、現在日本はまだ風力発電の開発途上なので、相場が安定したとは言い切れません。

運転コスト(維持費)

年間維持費の試算は、0.6万円/kW程度とされています。2,000kwであれば年間1,200万円ほどの運転コストがかかることになります。

以上の例の場合、建設費の合計を法定耐用年数17年で割って年間の減価償却費を計算し、そこに運転コスト1,200万円を加えれば年間総コストが計算できます。

さらに、年間総売上から年間総コストを引けば、年間利益を算定することができます。

不確定なコストも想定しておく

現実的な問題として、風力発電にともなう不確定コストも考慮しておく必要があります。不確定コストですので、もちろん発生しない場合もあります。

風力発電機に起因する不確定コスト

台風や落雷などの自然災害によって風力発電機が故障した場合、修理コストがかかります。また、可能性は小さいものの施工ミスによって生じるコストや、発電機個体の問題による稼働年数の短縮も考えられます。

風況に起因する不確定コスト

発電機を設置する前に行った風況調査に見誤りがあった場合、または設置後に風況が変化した場合など、当初の予想よりも発電量が少なくなる可能性もあります。

コストが増えるわけではありませんが、利益が減るという意味で実質コスト増と同じことです。

風力発電の発電コストは下がる予想

風力発電の稼働コストの安さには注目すべきでしょう。大前提ですが、風力発電でもどんな発電でも、設備設置をもって資本投入が終わるわけではありません。発電状態を維持するためには、常にコストを投入し続けなければならないのです。これを発電コストと言います。

新エネルギーと呼ばれる3種の発電方法の発電コストを比較してみましょう。

バイオマス発電 40~160円/1kwh
太陽光発電 47円/1kwh
風力発電 9~12円/1kwh

圧倒的に風力発電のコストが安いことが分かります。ちなみに、既存の発電方法の発電コストは以下の通り。

地熱発電 16円/1kwh
水力発電 13.6円/1kwh
火力発電 6.5~10.2円/1kwh
原子力発電 5.9円/1kwh

各発電方法における風力発電の技術進歩のスピードは特に著しく、2020年までには、風力発電の発電コストが5円/1kwh程度まで下がると予測されています。

リスクと隣り合わせながら、コストの安さだけで選ばれてきた原子力発電をしのぎ、いよいよ風力発電のコストが一番安くなる日も近づいてきました。

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